酪農の仕事

めおとファームの酪農日記

乳頭配置で乳房炎予防

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どんな牛が乳房炎になりやすいかと聞かれれば、「乳頭配置の悪い牛」と答えます。

 

乳頭配置が狭すぎても、広すぎても、ライナーが乳頭にフィットしないので、搾乳中にエアーが入っちゃいます。

 

搾乳中にエアーが入るかと牛乳が逆流して乳頭を傷つけちゃうみたい(詳しくは知らない)なので、乳房炎の原因になりやすいのです。

 

みんながみんなではないのですが、乳房炎になる割合的には多いですね。

 

酷いとエアーが入ると、その場で抑え続けなきゃいけない牛もいるので、搾乳効率も悪くなります。

 

ウチも昔と比べて乳頭配置もだいぶ良くなってきたのですが、まだまだ理想には遠いです。

 

最近の種雄牛ではま「トップシー」が抜群に乳頭配置を改善してくれました。

 

最近の種雄牛は乳頭配置の狭い牛が多く、なかなか良い牛がいないのが現状です。

 

いくら乳量が出ても乳房炎になったら牛乳も捨てなきゃいけないし、健康上牛にとっても良いことないので、乳頭配置は改良の中でも重要な項目です。

 

派手さはないですが、良質乳を保つためには大事ですよー。